その4:パチンコは過去最悪の勝率に…。パチンコメーカーの打開策と展望は!?

コラム

工藤さんのおっしゃったところで言うと、スロット全般に関しては、おそらくメーカーさんもホールさんも、市場においてもある程度方向性が定まってる、固まってると思います。

実際のところ、パチンコもパチスロもそうですが、お客さんが投資した金額に対してどうお返しするのか?の話だと思うんですね。

なので、先ほどのコイン単価の話とか、TYやMYの話というのも、要するにお客様の投資速度の体感に対してどう戻すのか?というところが、先述の数値(TY・MY・コイン単価)を追いかけていけば正解が分かると。

そうですね。

ある程度見えるっていうことは、スロットに関してはある程度どういう性能のものがお客様に望まれているかというのが掴めてるよ、という事ですよね?

そうです。はい。

それは多分皆さん、頭で分かっているか分かってないかは別にして、なんとなく気づいてると思うんですね。

一方、これも皆さま共通認識だと思うんですが、パチンコの方は、どう出玉を返せばいいのかというのが、おそらくまだ定まってないんじゃないかな?というのが、先ほどのお話の結論じゃないかなと認識してて。

はい。

3年くらい前までは、投資した金額に対して、少し激しくてもいいから1時間で3万発くらいを返せばもう何でもいいんだよ、というような。

ちょっと荒っぽいような感じの時代があって、そうしていたら、低ベース化時代、もう投資金額も極端に上がって玉利がものすごく上がって、投資がかさむけれど、勝率は僅か。確かに10万円20万円勝てるかもしれないけど、多くの場合は、パチンコ店へ行ったら1時間2時間で数万円無くなってトボトボ帰ってしまう、というようなところの中でスマパチが出たものの、結局お客さんが喜ぶような玉の出し方というのが、今のところまだ見えてないのかな?と。

はい。それに関しては、かなり日工組の方でもお話進んでまして、それが第2弾第3弾の緩和と思うんですけど、具体的な話は聞いていますが、言えません。

ただ、お客さんの負担をいかに減らすか、チャンスを増やしていくかという視点がかなり搭載される機械が発売されてくると思いますので、ミドルは活性化していくんじゃないかなと思います。

なるほど、なるほど。

ただしですね、1500発じゃないですか?

はい。

大当たりが。

そうですね。

総量規制の6,400発だと(たかが)知れてるんですよね。

そうですね。4回ぐらいの話ですから。

そうなんですよね。ってことは、(継続率は)77~78%ぐらいなんですね。今の機械って、出るときはアホみたいに出る機種ありますよね?

はい。

20連30連とか。例えば、源さんタイプだと100連で4~5万発出ますとか。ただ、圧倒的に勝敗率が偏っている。

勝敗というのは、10円でも勝てば勝ちなんですけどね。総量出玉で6400発なんで、やはりある程度連チャンさせなきゃいけないので、右に全振りするんですよね。

そうすると、左の方の突入率が悪いか、もしくは、時短つけないか、玉は出すけど時短無しとか、玉少ないけど時短ありとか、玉少なくて時短もありません、みたいな機械になります。

今、1種2種が流行ってますんで、時短を1/400とか1/500にしたりするとか、そういうことをやってるメーカーさんも多いし、これから出てくる機械もそういうのが多分増えてくると思うんですけど、勝敗率ってなってきたときに、過去右打ちなんか無かったんですね。昔の機械。

そうすると、左打ちの時点で当たって、それで勝敗率を計算したときに、やはり今がパチンコ史上最悪に勝敗率が悪いですね。その代わり、勝てる人の金額はMAXタイプと変わらないか、もしくは、それ以上高い。その代わり負ける人はとことん負けさせるっていう機械なんですよ。

でも、これは決して悪くないんですよ。悪くないんだけど、一番平等に分配しようかって考えたら、ループタイプなんですよね。必ず次当たりますっていう機械。

1種2種タイプなんて、ラッシュ入りましたスルーしました、が多いじゃないですか?ループって必ずもう1回ありますよと。そこに時短で100回で、もう1回チャンスありますよ。多分これが一番万人受けするわけですよ。

今のとこ、海物語だけなんですね。たまに自分も遊技するんですけど、海物語なんかも。実は、昨日もしてきましたけど。

はい。

引いても引いてもノーマルしか引けないんで、心折れてそっち行っちゃったんですけど、悪くないと思います。

だから、ループをある程度復活させてバランス取った機械を作ってあげないと、この業界っていうのは、厳しい時代がまだ続く可能性は高い。勝敗率を高める機械で、勝ち金額を少し抑えて勝敗率を少し高めてあげて、遊技に参画させるっていうことをしないと。

それで毎日来てもらえる、安心して来ていただけるホール作ろうとすると、その手の客みんな1パチに逃げちゃいましたよね。

そうですね。

だから、結局自分で自分の首絞めて。メーカーの罪もホールの罪もあるんですけど、やはりその辺の場っていうのがお互いちゃんと理解できてないとwin-winな機械ってまず作れないだろうなと思います。

作り手側の気持ちも分かってないし、打ち手側の気持ちも分かってないんで、お互いが分かってない同士で作ってきた機械で『はい、どうぞ』と、それをホールが自分たちで自己流にやって、レシピもない中で料理するわけじゃないですか。

だから、本来はメーカーが『レシピこうですよ』って渡してあげればいいんだけど、どういうコンセプトで作って、どういう形で、どういう客層求めて、どういうお客様をつけていくという、そういうのをしっかりすればいいんだけど、キャッチコピーだけは勇ましく作ってますけど、実際不親切ですよね。

僕はなんかループの復権が、結構やっぱり業界にとってはいいんじゃないかなと。ただ、今のスマパチは1種2種がありきじゃないんですけど、Cタイムついてますから、どちらかっていったらそっちありきの形で、今作ってますので。

そうですね。

ただ、今度規制緩和の部分の話で、第2第3の話聞いてると、いや、ループでもいけるじゃん、これならっていうのはちょっとありますんで。

映像協力|株式会社チャンスメイト
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