その1:昨年対比○○%減!2023年度の遊技機投資効率を斬る

コラム

弊社顧問の工藤が、2023年の総括と2024年の展望というテーマで、チャンスメイトチャンネルに出演させて頂いた時の模様をフルでご紹介させて頂きます。

皆さま、こんにちは。チャンスメイトの荒井でございます。いつも動画をご視聴いただきありがとうございます。本日は、前回チャンスメイトチャンネルにご出演頂いた際に大変業界がザワザワした、インテグレート株式会社 顧問の工藤さんにお越しいただいております。

よろしくお願いいたします。

2023年の年末、業界も元気がない状況が続いています。来年再来年に向けて、改刷やスマート遊技機が増えていくとか、業界にとって厳しいことも非常に多いと思いますが、それを乗り切っていくための秘訣など、いろいろお伺いしていきたいと思っております。

早速ですが、2023年、かなり厳しかったと思います。

直近も、ガイアさんの民事再生申請の件など、非常にインパクトがある事件だったと思っています。

まずは2024年の展望についてお聞きしたいと思うんですけども、いかがでしょうか?

その前に軽く2023年のおさらいからよろしいですかね。

はい。もちろんです。

今年の総括、一言で表すとすると、『お付き合い』というやつですね。

中小・大手関わらず、どこも結構大きな負担かなと。

まず2022年のお付き合い代とROI(投資利益率。投資額と利益額の比率)からですが、

(遊技機投資金額に対して)プラス光熱費、人件費、家賃、本部経費等様々なコストがかかってきますので、最低でも(台当たり)1,500円/日は稼がないとならない。

僕が見ている法人様を複数社チェックしましたが、現実的には(ROIが)100%だと赤字なんです。

2022年に関しては、お付き合いした台に対して、概ねROI 110%っていう数字が叩き出せています。

ところが、今年はまだ1ヶ月残ってますけど、機歴機種と本命機種の、回収率が少なくとも60%程度しかないんですね。

つまり、40%の赤字、プラスαの維持コストとなってきたときには、もう莫大な数字なんですね。

1000台規模の店だと、メインの機種も含めると下手したら億の投資ですよね。

それに対して、6000万程度しか回収できてないとなると、現実的にはもう入れ替え自体が厳しいっていう。

来年はそこを減らしたいっていう法人さん、非常に多いと思います。

メーカーはメーカーで生き残らなければいけないので、気持ちも分かるんですけど、ちょっとやり過ぎ感があります。

絶対的な自信があるんだったらそれでいいのでしょうが、結構大きく外しているメーカーさんも非常に多いし。

挙句の果てには、2万台と言いながら4万作ってみたりとか。だったらお付き合い要らなかっただろう、とかね。

そうですね。

いろいろありますので、これ以上言わないですが。あとは、今年はスマパチがまったくダメだったというところ。

ただ今年後半になって、e Re:ゼロ season2やSAOはかなり高稼働してますね。

(SAOは)スマパチ初の稼働貢献10週越えです。初めて見たときに、10週ぐらいギリギリ持つのかなという印象でしたけど、現実的には20週ぐらいいけそうな空気になっている。今年20週いけてる機械って実はそんなにないんです。

その中で、1/319のスマパチが非常によかったかなと。

1/349はダメかといったら、リゼロが頑張っていますし、この先2024年に向かってもっとスマパチは伸びるでしょうし。

パチスロでは6.5号機とAタイプ、そしてスマスロという3ジャンルの形が非常に良い。コイン単価が高い機械もあれば、中間の機械もありますが。

ただ、残念ながらスマスロではコイン単価3.5円を超えると、極端に生き残っている台が少ないです。メーカー公表値でいうと、コイン単価3.2~3.3円ほど。実際ホールで使うと2.8~2.9円くらいですが、これが比較的バランスが良くやれてるかと。

専門的な話をすると、TYが500枚切っていて、MYが2700~2800枚ある、スマスロ。この条件でヒットした台が1機種もないです。このスペックでこの夏から秋にかけて出た台が、たくさんある。

見た瞬間に、あ、これ全部コケるなと。MYが高い台だけが残ってると。しかしMYが行き過ぎた台も、全部ズッコケてるんですよね。

コイン単価でいうと、3.5円を超えていく台というのは、やはり相当厳しいんだなと。良いのはヴァルヴレイヴくらいじゃないでしょうか。

ヴァルヴレイヴ。はい。

あれが一年経って未だに稼働貢献しているというのは、ウルトラモンスターマシンですよね。

台数もだいぶ減ったというのもありますけど、純増も7枚。だから、TYが500枚いかない台で、MYが3000枚超えない台で、しかも純増枚数が低い機械っていうのは、ことごとく厳しいっていう。

ワンポイント挙げるとすると、まだメーカーさんが遠慮して作ったり、ちょっと引き気味で作ってる台と、攻め気味で作ってる台との格差が激し過ぎます。そういう意味で、バランス型と突っ込み型の間ぐらいの機械が来年は期待出来る。

スロットでいうと、TYが500半ばぐらいで、MYが3,200枚で、純増枚数が5枚前後の機械は、メーカーさんにも作り方にもよりますが、ほぼほぼ鉄板で使えるなと。

状況は変わりますが、2023年のスロットは、その傾向が強かったですね。

映像協力|株式会社チャンスメイト
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